花見シーズンも終わり、新入社員の歓迎会も落ち着いた今日このごろ。
しかしもう一つ大きなイベントが近々ありますね。
…そう、ゴールデンウィークです。
今年は4月29日から5月8日まで休みになるところもあるなど、非常に大型の連休となる人もいるようです。
ゴールデンウィークといえばBBQや外飲みする機会が増えますが…
さて、ここはロサンゼルスのとあるバー。
いつものように、酒を飲んで上機嫌な客たちで賑わっています。
その鏡には、自分自身が映っているいるはず。なのに見知らぬ男が鏡から語りかけてきたのです。
男性客:「これって何かの冗談だろ?」
鏡:「そうだったら良かったんだけどね。僕はあの日、君と同じように酒を飲んだ。
そして車を運転して・・・人を轢いてしまったんだ」
男性客はここで交通安全のキャンペーンと気づいたのか、最初はもの珍しそうに鏡をみる男性客。
しかし鏡の中の男性が語る話を内容を聞くにつれ、どんどん表情が曇っていきます。
鏡の向こうの男性は、続けてこう語りかけました。
「僕が轢いてしまった相手は警察官だった。
彼には家族がいた。子どもが4人、そして奥さん。
酒を飲むことも、クルマに乗ることも選んだのは僕だった・・・。
しかし彼は・・・・・・君には同じ選択をしないで欲しいんだ」
鏡の中の男性の名前はKris Caudilla。
彼はある晩、バーからの帰り道に飲酒運転で道路を逆走し、結果警察官を轢いてしまったのです。
そして裁判を経て、2010年に彼に下された判決は懲役15年。
今もフロリダ州刑務所の中にいます。
このサプライズは、交通事故による死亡者をなくすための活動を行っている「We Save Lives」という団体の活動の一環。
カメラやプロジェクターを駆使し、フロリダの刑務所にいるCaudilla氏の映像を鏡の中に映し出しています。
さらにマイクを仕込み、バーの客と直接会話できるようにしたんだとか。
プロジェクトは「Reflection From Inside」と題されている。
内面からの反射、つまり鏡に映ったCaudilla氏の姿は、酒を飲んだ客の未来の姿かもしれないのです。
彼はこのプロジェクトに参加したキッカケをこう語っています。
「毎日考えるのは、自分が殺してしまった人、そして彼の家族について。
だから、酒を飲んで車に乗らないよう、誰かに伝えたいと思ったんだ」
彼は、最後にこう問いかけた。
「いいかい、鏡をよく見るんだ。そして考えてほしい。今日は運転して帰るべきかい?」
何人もの客が、同じ答えを返しました。
[youtube id=”mAFpkKL6c6w”]